手作りパックの作り方
パックはコスメショップやドラッグストアの化粧品売り場などで市販されていますが、自宅にある食材を使って自分で手作りすることもできます。
口に入れても大丈夫な素材で作るので肌にもやさしく、敏感肌の方にもおすすめ。
また、フレッシュな食材を使うパックは即効性も高く、特別な日のスペシャルケアにぴったりです。
さらに、自宅にあるものを使って作るので、市販のパックを使うよりもコストが安く、経済的。
やや手間はかかりますが、そのぶん安心・高機能・低価格の3拍子がそろったパックは女性の強い味方と言えるでしょう。
手作りパックを作る方法
手作りパックは使用する素材によって効果・効能が異なるので、自分の目的に合ったパックを作りましょう。
ここでは代表的な手作りパックの作り方を紹介します。
ヨーグルトパック
ヨーグルトには乳酸菌などの有用菌がたっぷり含まれており、角質層をやわらかくほぐして肌の生まれ変わりをサポートするはたらきがあります。
作り方は無糖のヨーグルト大さじ2杯に、オリーブオイルを2~3滴混ぜるだけ。
たれてつけにくいという時は、適量の小麦粉を混ぜるとほどよい固さになり、パックしやすくなります。
きゅうりパック
夏野菜の代表であるきゅうりは、全体の95%が水分でできており、みずみずしいところが特徴です。
さらにビタミンCも豊富にふくまれているので、水分補給だけでなく、美白効果も期待できます。
きゅうりパックはスライスしたきゅうりをそのまま顔に貼り付ける方法もありますが、顔全体をカバーしたい場合は、すりおろしきゅうりのパックがおすすめ。
半分にカットしたきゅうりをおろし器などですりおろしたものに、小さじ1杯のはちみつと、少量の牛乳、そして大さじ2杯くらいの小麦粉を加えて混ぜると、ちょうどよい質感のパックになります。
米ぬかパック
米ぬかにはアミノ酸やビタミンE、ビタミンB群などの栄養素が豊富にふくまれているため、昔から美肌の源として愛用されてきました。
実際、市販の基礎化粧品でも米ぬかエキスを配合したものが多く、美白やアンチエイジング、肌荒れ予防などさまざまな効果を発揮します。
米ぬかパックを手作りする場合は、まずボウルに大さじ2杯の米ぬかと大さじ1杯の小麦を入れて混ぜ合わせます。
そこに大さじ1~2杯くらいのぬるま湯を少しずつ投入し、ダマにならないようにかき混ぜたら完成です。
酒粕パック
酒粕は米ぬかと同じく、日本で昔から美肌のもととして重宝されてきた素材です。
メラニン色素を抑えるリノール酸やアルブチンが豊富なほか、保湿効果の高い酵母もたっぷりふくまれているので、シミ・くすみ・乾燥などに悩んでいる方にぴったり。
作り方も単純で、30gの酒粕をすり鉢やミキサーなどで細かくつぶしたら、精製水180mlを加えて混ぜるだけ。
このとき、水のかわりに日本酒を使用すると、ややニオイは気になるものの、美肌効果がよりアップするのでおすすめですよ。
炭酸パック
近年、炭酸水がダイエットや健康分野で注目を集めていますが、肌にもさまざまな効果をもたらすことで注目されています。
炭酸には肌の血行を促進するはたらきがあり、肌細胞を活発にしてシワ、たるみ、シミ、くすみなどの肌トラブルを予防することができます。
パックの材料は全部で5種類と他の手作りパックに比べるとやや多めですが、いずれもドラッグストアなどで簡単&低価格で手に入るものばかりなので、炭酸ケアに興味のある方は早速試してみましょう。
材料は多くても作り方はシンプルで、ボウルに小さじ2杯分のグリセリンを入れたら、小さじ半分のキサンタンガムを少しずつ加えて溶かしていきます。
次に精製水50mlを少量ずつ加えて混ぜたら、さらに小さじ2杯の重曹を入れて、再びよく混ぜ合わせます。これでベースは完成です。
あとはパックする直前に小さじ2分の1のクエン酸を混ぜればOK。
シュワシュワと炭酸が発生するので、軽く混ぜてから肌にのせて使用します。