コンシーラーの部位別の使い方

コンシーラーはクマやシミ、ニキビ跡、しわなどさまざまな肌トラブルをカバーできる万能コスメですが、きれいに仕上げるためには部位ごとにコンシーラーのタイプや塗り方を使い分ける必要があります。

そのため、コンシーラーはカバーしたいトラブルに合わせて選ぶのはもちろん、パーツごとに塗り方のコツも覚えることが大切です。

部位ごとのコンシーラーの使い方

目元のクマ

目元にあらわれるクマは目頭からほおに向かって斜めに伸びており、シミやニキビ跡に比べると塗る面積が広範囲にわたっています。

また、目元は顔の中でも特に皮膚が薄い部位なので、目元のクマを隠す場合は柔らかく、伸びの良いリキッドタイプかクリームタイプのコンシーラーを使用します。

使い方としては、まずコンシーラーをブラシなどに適量とったら、そのまま手の甲にのせ、量を微調整します。

その後、目元のクマにそって、上から下に向かってコンシーラーを少量ずつのせていきます。

仕上げに、手またはスポンジで軽くたたきこむようにし、コンシーラーを肌にしっかりなじませます。

目元は瞬きなどで動きやすく、厚塗りするとヨレる可能性があるので注意が必要です。

鼻の赤み、くすみ

鼻まわり、特に小鼻は赤みや黒ずみ、くすみなどが起こりやすい部位なので、コンシーラーを使ってていねいにケアしましょう。

鼻は他の部位に比べて毛穴が多く、そのぶん皮脂も出やすいので、硬めのコンシーラーを使用するとヨレたり、ひび割れたりする原因となります。

そのため、鼻まわりも目元同様、リキッドやクリームタイプのコンシーラーでゆるめにぼかすのがベストと言えるでしょう。

使い方も目元と同じく、コンシーラーを適量とって手の甲で調整したら、小鼻のくすんだ部分にのせていきます。

このとき、塗った部分と他の部分の境界線がくっきりしないよう、ある程度ラインをぼかすのがおすすめ。

まわりの肌の色となじませるように塗っていくと、色むらにならず、自然な仕上がりとなります。

ほおのシミ・そばかす・ニキビ跡

ほおは紫外線や乾燥などの影響を絶えず受けているため、肌トラブルも起こりやすい傾向にあります。

ただ、シミやそばかす、ニキビ跡はひとつひとつのサイズは小さめである上、ほおは目元や口元に比べると皮膚がやや厚めになっているので、コンシーラーはカバー力の高いペンシルタイプかスティックタイプを使用した方がよいでしょう。

塗る時は、隠したいシミやニキビ跡より2まわりくらい大きめの範囲にコンシーラーをのせてから、まわりの肌に徐々になじませていって、境界線をぼかします。

もしニキビ跡やそばかすが広範囲にわたっている場合は、リキッドやクリームタイプのコンシーラーを使用し、薄く伸ばすように広げていったほうが効率よくお手入れできます。

口元

口元はニキビやシミはあまり出ない部位ですが、コンシーラーを使用すればハイライト効果を付け加えることができます。

口周りの皮膚はやや薄めである上、口はよく動く部位なので、かたい質感のコンシーラーはNG。

リキッドタイプやクリームタイプのコンシーラーをブラシに適量とったら、口角にそってコンシーラーを塗っていきます。

塗る量が多すぎると笑った時や話す時、食事するときなどにヨレやすくなるので、あくまで薄付きを心がけましょう。

ほうれい線

年齢を重ねるごとに深く刻まれていくほうれい線は、目尻の小じわなどに比べると溝も深く、色味だけでカバーするのは困難です。

そこでほうれい線に限っては、自分の肌よりワントーン明るめのリキッドコンシーラーを使用し、光を反射させてぼかし効果を生み出します。

ほうれい線は小鼻から口角に向かって斜めに伸びていますが、その長さを3~5つに区切り、少量ずつにわけてコンシーラーを置いていきます。

あとはスポンジなどで軽くたたき込むようになじませ、周囲の肌となじませたら完成です。

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