メイクを崩さない化粧下地の塗り方
メイクはつけたての頃は色ムラなくきれいに仕上がっていますが、時間が経過すると乾燥したり、毛穴から分泌される皮脂が混ざったりして、だんだん崩れてきてしまいます。
化粧は一度崩れてしまうと、再びきれいに手直しするのは至難の業。手間も時間もかかってしまうため、忙しい時はなかなか化粧直しすることもできません。
そこで化粧崩れの予防として、ぜひ活用したいのが化粧下地です。
化粧下地には土台となる肌の質感やコンディションを整える作用があるため、化粧崩れを予防し、メークを長持ちさせることができるのです。
ただ、それは正しい方法で塗った場合の話。もし誤った方法で下地を塗ってしまうと、化粧崩れを予防するどころか、逆にメークが崩れる原因になってしまいます。
下地は顔全体に塗るだけなので、特別なテクニックは必要ないと思われがちですが、正しい方法とちょっとしたコツを取り入れることで仕上がりに大きな差が出るので、ぜひ正しい方法をマスターしましょう。
メイク崩れを防ぐ化粧下地の正しい塗り方
1.下準備
化粧下地はすっぴんの状態で使用しますが、このとき、肌が乾燥していたり、逆に油分が多かったりすると、下地をうまくなじませることができません。
そのため、化粧下地を塗る際は、あらかじめ化粧水などでしっかり保湿しておきましょう。
ただ、スキンケア直後は肌の表面に化粧水や乳液、クリームなどが浮いていて、下地がなじまない可能性があるので、5分くらい置いてから塗り始めるのがベストです。
2.化粧下地を顔に載せる
化粧下地を手の甲に適量取り出します。
使用量は化粧品やコスメの種類にもよりますが、パール粒大くらいが目安。少なすぎるとムラができやすくなりますし、多すぎると油分が浮いてメークが崩れる原因になりますので、適量を心がけましょう。
取り出した化粧下地は額、鼻筋、両ほお、あごの5点にわけてのせていきます。
鼻筋とあごは塗る面積が少ないので、やや少なめに調整した方がよいでしょう。
3.化粧下地を伸ばす
中指と薬指の腹から第二関節あたりまでを使って、顔の中心部から外側に向かって均等に下地を伸ばしていきます。
まずは両ほおの下地を中心から外側へ。次はあごの部分を上から下へ。額は生え際の方向に向かってなじませます。
そして最後に、鼻筋の下地を上から下に向かってていねいに伸ばします。
ひととおり塗りおえたら、仕上げとして、指に残った下地をまぶたと目のきわになじませます。
目元は動きが大きく、下地を塗りすぎるとヨレてしまう可能性があるので、少量を薄くつけるのがポイントです。
4.スポンジで仕上げる
指で顔全体に下地を塗ったら、次にスポンジを使って顔全体を軽くたたくようにしてなじませます。
小鼻や目尻は下地がたまりやすいので、スポンジの角を使ってていねいに仕上げましょう。