アイライナーの上手な引き方
目のキワに塗るアイライナーは、うまく引くのが難しいというイメージがありますが、実際は正しい方法とちょっとしたコツさえ学べば、初めての方でもきれいなアイラインを引くことができます。
アイライナーにはいろいろな種類がありますが、ここでは定番のリキッドタイプを使った基本的なアイラインの引き方を紹介します。
アイライナーの基本的な引き方
1.まつげの間を埋める
まぶたを指で軽く上方向に引っ張ったら、まつげとまつげの間を埋めるようにアイラインを引いていきます。
まず目尻から目の中央に向かって引いた後、今度は目頭から中央に向かって引くと、均一に仕上げることができます。
また、ラインを一気に引くのはNG。ペン先を少しずつ動かし、ちょっとずつていねいに塗っていくのがポイントです。
2.はみ出した部分を拭う
綿棒を使って、まぶた側にはみだしたアイライナーをやさしく取り除きます。
このとき、綿棒でこすってしまうと汚れが広がり、逆に汚くなってしまうので、綿棒で軽く抑えるように拭き取りましょう。
3.まつげの上にラインを引く
次に、まつげの上にアイラインを引いていきます。
まつげの間を埋める時は外側から中央に向かってラインを引きましたが、それとは逆に、まず目の中央から目尻の方に向かってラインを引きます。
その後、目頭から黒目に向かって引いて、ラインを一本につなげます。
このとき、目尻側は5mmほど長めにひき、目頭の方はやや細めに描くとバランス良く仕上がります。
4.目尻を整える
長めにひいた目尻側のラインの終点から目尻に折り返すようにアイラインを引きます。
すると小さな三角形ができるので、その部分をペン先でていねいに塗りつぶします。
5.綿棒で密着させる
最後に、綿棒でライン全体を軽くなぞり、アイラインと肌を密着させます。
アイライナーが乾いてしまうとなじみにくくなるので、アイラインを引いた直後にすぐ行うようにしましょう。
目のタイプ別、引き方のポイント
上で紹介した基本的な塗り方をもとに、自分の目のタイプ別にちょっとした工夫を取り入れると、より魅力的な目元になります。
一重の場合
一重の方は目を大きく見せるために、アイラインに横幅を持たせるところがポイントです。
基本の塗り方では目尻から出る幅は5mm程度ですが、一重の方は5mm~7mmとやや長めに引くと、目に横幅がうまれてサイズを大きく見せることができます。
また、ラインの太さは目を開いた時にほどよく見える太さにするのがおすすめ。
ラインが細すぎるとまぶたに埋もれて見えなくなってしまう可能性があるので、やや太めに描くよう心がけるとバランスが良くなります。
そしてまつげの間は特にていねいに埋めるようにし、ぼやけた印象を与えないようにしましょう。
奥二重の場合
奥二重にアイラインを引く時のポイントは大きくわけて2つあります。
まず1つ目は、まつげの間をしっかり埋めた後、基本の塗り方とは逆に、目の中央から目尻に向かってアイラインを引くことです。
このとき、目尻にだけちょっと太めにアイラインを描くようにするのがコツ。
奥二重の方はアイラインがまぶたの下に隠れてしまうのがネックですが、目尻にのみやや太めのラインを引くことで、アイラインを強調することができます。
そしてもう1つのポイントは、ラインを太く入れすぎないことです。
目尻にはやや太めに入れますが、あまりに太すぎると二重部分も埋まってしまい、かえって目が小さく見えてしまう可能性があります。
太すぎず、細すぎないラインに調整するのはややテクニックがいりますが、何度か練習すればほどよい太さのラインを描けるようになりますよ。