化粧下地の種類や、使い方&選び方を紹介

化粧下地とは、メークアップ化粧品の中で最初に使用するコスメのことです。

具体的には、基礎化粧品でスキンケアした後、ファンデーションを塗る前のタイミングで使用するもので、これがメークアップの土台となります。

ファンデーションやポイントメークアイテムに比べるとやや地味なイメージがありますが、その後に使用するメークの仕上がりを左右するコスメなので、商品選びや使い方には一番気を配りたいアイテムと言えるでしょう。

化粧下地の特徴・役割

メークを長持ちさせる

メークは長時間つけていると、毛穴から分泌される皮脂や汗などの影響でだんだん崩れてきてしまいます。

化粧下地でしっかり土台を作っておくと、皮脂や汗の影響を受けにくくなり、メークの崩れや落ちを防いで長持ちさせることができます。

肌の質感を整える

顔の肌は部分によって質感が異なり、目元や頬は乾燥しやすい反面、おでこや鼻まわりは皮脂の分泌量が多く、脂っぽい状態になっています。

そのため、そのままファンデーションをつけると塗りムラができてしまい、きれいに仕上げることができません。

化粧下地には肌全体の質感を均等に整えるはたらきがあり、ファンデーションをつけたときの色ムラを予防することができます。

くすみ、赤み予防

化粧下地の中には、肌色をカバーする商品もあります。

たとえば顔の赤みに悩んでいる場合はグリーン系の下地を。くすみを解消したい場合はブルー系の下地を使用すると肌色が中和され、ナチュラルな肌色に仕上がります。

UVケア

化粧下地には「SPF30 PA++」など、UVケア効果を兼ね備えた商品もあります。

これを下地に使えば、シミやくすみ、しわの原因となる紫外線をカットすることができ、エイジングケアに役立ちます。

化粧下地の種類

化粧下地は用途や目的に応じてさまざまな種類がラインナップされています。

スタンダードタイプ

メークの土台を作り、ファンデーションとのフィット感を高めるスタンダードな化粧下地です。

特定の肌トラブルに対するメリットはありませんが、そのぶん使い勝手が良く、コストパフォーマンスも高いところが特徴です。

特に肌トラブルに悩んでいない方は、スタンダードタイプの化粧下地で十分でしょう。

毛穴カバータイプ

毛穴やニキビ跡などによる凹凸が目立つ肌向けの化粧下地です。

毛穴をカバーする仕組みは商品によって異なりますが、化粧用のシリコンで凹凸を埋めてフラットにするものや、光を反射する素材を使用することで毛穴を目立たなくするタイプのものも存在します。

また、化粧下地そのものに毛穴を引き締める効果のある成分を配合したスキンケアタイプの商品も人気を集めています。

皮脂吸着タイプ

毛穴から分泌される皮脂を吸着してくれる化粧下地です。

多すぎる皮脂はベタつきやテカリ、化粧崩れの原因になりますが、皮脂吸着タイプの化粧下地を使用すれば、長時間肌をサラサラの状態にキープできます。

脂性肌あるいは混合肌で、短時間で化粧が崩れてしまうという方におすすめのタイプです。

化粧下地を使うときのポイント・注意点

化粧下地はその後のメークの仕上がりを決める重要な工程のひとつなので、使うときのポイントや注意点をしっかり確認しておきましょう。

△スキンケア直後はNG

化粧下地はスキンケアの後に使用するのが一般的ですが、だからと言って化粧水や美容液などでケアした後、すぐに下地を使用するのは厳禁。

スキンケア直後は成分が完全に肌に浸透していないため、その上から下地を塗っても、地肌にしっかりフィットしないのです。

そのため、化粧下地を使うときは、スキンケア後、5分くらい間をあけてから使用するようにしましょう。

ムラなくつける

化粧下地はもともとファンデーションの色ムラを軽減するために使用するものなので、下地の塗り方にムラがあると本来の目的を達成することができません。

顔は凹凸があるので、均等に下地をのばすのは難しいのですが、指とスポンジを上手に使い分けると、顔全体にムラなく下地を塗ることができます。

化粧下地の選び方

化粧下地の選び方は、肌質で選ぶ方法と、肌トラブルで選ぶ方法の2タイプがあります。

肌質で選ぶ

人間の肌質は大きくわけると、普通肌・乾燥肌・脂性肌・混合肌の4タイプに分類されます。

このうち、普通肌の方はそれほど神経質にならなくても良いのですが、乾燥肌や脂性肌、混合肌の方の場合は配合成分に注意する必要があります。

たとえば乾燥肌の方の場合はヒアルロン酸やセラミドなどの保湿・保護成分が配合されているものを。脂性肌の方の場合はオイルフリータイプや、ニキビができにくいノンコメド処方の下地を選ぶのがおすすめです。

混合肌の場合は乾燥肌と脂性肌が混在しているので商品選びが難しいところですが、肌が乾燥すると皮脂の分泌量も増える傾向があるため、基本的には保湿成分が豊富に含まれているコスメを選ぶとよいでしょう。

その上で、乾燥している部分にはしっかり塗り、脂の多い部分は薄付きにするなど、塗り方にも注意を払うときれいに仕上がります。

肌トラブルで選ぶ

化粧下地の中には肌色をコントロールするタイプもあり、肌トラブルに合わせてコスメを選べば肌の悩みもまとめてカバーすることができます。

たとえば赤みが強い方はグリーン系。くすみが気になる方はイエロー系。血色を良くしたいならピンク系の化粧下地を使用すると、健康的で美しい肌色に整えることができます。

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