マスカラの種類や、使い方&選び方を紹介
マスカラとは、まつげにのせて目元を引き立てるアイメークアイテムのひとつです。
イタリア語で「覆う」という意味を持つ「maschera」が語源で、その名の通り、まつげを覆うように塗って使用します。
成分には顔料や水分、増粘剤、皮膜剤などが使用されており、ボリュームアップのほか、コーティング効果なども発揮します。
マスカラの特徴・役割
まつげのボリュームをアップさせる
マスカラには細いまつげにもしっかり密着する成分が含まれており、根元から毛先にかけてしっかり伸ばすと、まつげを太く、長く見せることができます。
まつげのボリュームがアップすると目力が強くなり、はっきりくっきりとした魅力的な目元を演出できます。
まつげのカールをキープする
ビューラーなどでまつげをくるんと上向きにカールさせると、瞳の輪郭がはっきりし、目を大きく見せることができます。
ただ、時間が経過すると徐々にカールが取れ、まつげが下がってきてしまいます。
マスカラを塗ると、まつげの1本1本がコーティングされてハリとコシが出るため、しっかりクセがつきやすく、カールを長持ちさせることができます。
マスカラの種類
マスカラは使用する目的に合わせて数多くの種類がラインナップされています。
ボリュームタイプ
まつげの太さと濃さをアップすることに特化したマスカラです。
まつげの毛質が細く、ボリュームが足りない方におすすめです。
ロングタイプ
まつげ1本1本の長さを強調するために使用するマスカラです。
基本的なマスカラの成分のほかに繊維が含まれているところが特徴で、これらがマスカラに付着することで、通常よりもまつげを長く見せることができます。
もとからまつげが短い方や、ビューラーの使いすぎてまつげが切れてしまった方から人気を集めています。
カールタイプ
まつげのカールをより長くキープさせることを目的としたマスカラです。
カールを持続させる成分が含まれているほか、付属のブラシもまつげをカールしやすい形状になっているところがポイントです。
ウォータープルーフタイプ
耐水性に優れたマスカラです。水や汗に強いため、雨の日や夏場、アウトドア時の使用に適しています。
ただ、ベースに親油性の成分を使用しているので皮脂には弱いこと。また、専用のクレンジングを使用しないとなかなか落とせないところがネックです。
フィルムタイプ
ウォータープルーフ同様、耐水性に長けたタイプのマスカラです。
水に濡れてもにじみにくいところは共通していますが、一番の違いは乾いた時に耐水性のフィルムを形成するところ。
また、専用のクレンジングを使用しなくても落としやすいところから、ウォータープルーフよりも扱いやすいと言われています。
ただ、カール性能についてはウォータープルーフよりやや落ちるため、目的に応じて使い分ける必要があります。
下地マスカラ
マスカラを塗る前に、下地として使用するタイプです。
それ自体は無色透明、または白色で目立たちませんが、下地を塗ることでマスカラの持ちが良くなるほか、ボリュームアップも期待できます。
保護タイプ
マスカラを塗った後に使用するコーティングタイプの化粧品です。
半透明もしくは白色なので上から塗ってもメインのマスカラの発色を妨げず、マスカラ落ちを防ぐ役割を果たします。
マスカラを使うときのポイント・注意点
まつげを清潔にしておく
まつげも髪の毛同様、外気にさらされているので、知らないうちにゴミやほこりがついている場合があります。
表面が汚れているとマスカラがきれいにつかなかったり、だまになってしまう可能性があるので、マスカラを塗る前に、まず綿棒とコームを使ってまつげをきれいな状態に整えておきましょう。
重ねづけは乾いてから
まつげのボリュームをアップさせるために、マスカラを重ねづけするのはテクニックのひとつですが、乾かないうちに何度も重ねづけすると、まつげが重くなり、やぼったい仕上がりになってしまいます。
そのため、重ねづけするときは先に塗ったマスカラがしっかり乾いているのを確認してからにしましょう。
古いマスカラは使わない
マスカラは一度に塗る量が少ないため、1本でもかなり長期間もたせることができます。
しかし、一度開封した化粧品はその時点から酸化が進んでしまい、品質がどんどん劣化してしまいます。
マスカラの場合、つきが悪くなったり、ダマができやすくなったりしたら古くなっている証拠。
古いコスメには雑菌が繁殖している可能性もあるので、品質が落ちてきたと思ったらまだ残っていても新品に取り替えるようにしましょう。
マスカラの選び方
タイプ別の選び方
マスカラにはボリューム、ロング、カールなどいろいろなタイプがあるため、なりたい目元のイメージに合わせて選ぶ必要があります。
たとえば黒目を引き立たせたい場合は、ボリュームアップタイプのマスカラがおすすめ。
特にまつげの根元のボリュームを増やすと、目の輪郭が引き立ち、黒目をしっかり強調させることができます。
一方、目全体をぱっちりさせたい人にはロングタイプのマスカラを選ぶのがベスト。
ロングマスカラでまつげを長くした後、ビューラーでくるっとカールさせれば、目元がぱっと華やかになります。
カラーの選び方
以前はマスカラと言うと黒または茶色の2種類くらいしかラインナップがありませんでしたが、近年はカラーバリエーションも増え、さまざまな色合いの
マスカラを楽しめるようになっています。
ただ、カラーマスカラを使いこなすのは難しいため、最初は黒やブラウンなどの定番色を使用した方が失敗せずに済みます。
ちなみに色の濃い黒マスカラは目力アップに役立ち、穏やかな色合いのブラウンは目元をやさしい印象にしてくれます。