アイライナーの種類や、使い方&選び方を紹介
アイライナーとは、目のフチにアイラインを引くために使用するポイントメークアイテムです。
アイシャドウ、マスカラと並んで三大アイメイクと呼ばれており、特にアイシャドウとは色味を合わせて使用することが多くなっています。
アイライナーにもいろいろな種類がありますが、目のフチに塗ることから先端はどれも細身になっており、アイシャドウよりも細かな作業が求められます。
アイライナーの特徴・役割
目を大きく見せる
人の目はフチまで肌色で統一されているため、そのままの状態では肌との境目がはっきりせず、ぼやけた印象を与えてしまいます。
アイライナーを引くとまぶたや肌との境界線がはっきりするため、目の形がくっきり浮き出るようになり、目を大きく見せたり、インパクトを与えたりすることができます。
まつげを濃く見せる
まつげは髪の毛や眉毛に比べると毛質が細く、長さも短いので、素のままだとあまり目立ちません。
ところが、アイライナーをまつげの生え際あたりに引くと、ラインの強調効果で自然と視線が惹きつけられるため、普段よりまつげを濃く、長く見せることができます。
アイライナーの種類
アイライナーは定番のペンシルやリキッドのほかに、ジェルやパウダータイプも販売されています。
リキッドアイライナー
カラーが液状になっているタイプのアイライナーです。
マーカーで引いたように、くっきりとしたラインを描けるところが特徴で、はっきりとした目元を作りたい方におすすめです。
また、耐水性や耐油性が高いため、メークがにじみにくいところも大きなメリットといえます。
形状はさまざまで、筆ペンのようになっているものもあれば、マニキュアのようにブラシでつけるタイプもあります。
ペンシルタイプ
鉛筆型のアイライナーです。リキッドタイプに比べるとラインが淡く、やわらかい印象を与えます。
また、指でぼかせばアイシャドウとして使うことも可能で、万能タイプのコスメと言えるでしょう。
形状はそのまま鉛筆状になっているものと、専用のホルダーに芯入りのカートリッジをセットして使うタイプなどがあります。
ジェルタイプ
付属のブラシで目のフチにジェルをのせていくタイプです。
リキッドと同じく発色が良いのですが、固形状になっているぶん、乾きが速いというメリットがあります。
また、落ちにくく、にじみにくいところも共通していて、長時間のメークにぴったりです。
パウダータイプ
粉状になっているアイライナーで、ブラシなどで塗布して使用します。
どちらかと言うとアイシャドウの感覚に近いため、アイライナーを使うのが苦手という方におすすめ。
アイシャドウとしても使える一石二鳥の化粧品となっています。
アイライナーを使うときのポイント・注意点
ラインを引く時はひじを固定
アイラインがぶれてしまうという悩みは誰しも一度は経験したことがあると思いますが、それは手の震えが原因。
失敗できないという緊張感から手に力が入ってしまうと、かえってペン先が震えてしまい、ラインがぶれる要因となります。
手ぶれはひじを固定すると抑えることができるので、慣れないうちはテーブルなどにしっかりひじをついてからアイラインを引くようにしましょう。
目元を傷つけないようにする
目元は顔の中でも特に皮膚が弱く、デリケートな部位と言えます。
特にアイラインを引く目のキワは粘膜に非常に近く、傷つきやすい状態にあります。
そのため、アイライナーを力任せに使ったりすると、粘膜が傷つき、結膜炎などの眼病を引きおこす原因となります。
もちろん、液が目に入ったりしても危険なので、アイラインを引く時はくれぐれも目元に注意しながら作業を行うようにしましょう。
また、目の調子が悪いなと感じた時は、目の負担を避けるために、なるべくアイメークを控えることが大切です。
アイライナーの選び方
アイライナーは形状も色もたくさんあるのでどれを選べばよいか悩むところですが、初心者の方は、以下のポイントを押さえておくと、化粧品選びに失敗しないで済みます。
最初はペンシルタイプがおすすめ
アイライナーにはさまざまな形状がありますが、リキッドやジェルタイプの場合、発色が良いぶん、失敗するとやり直しが難しいという欠点があります。
一方、ペンシルタイプは発色そのものが淡いので習性が効きやすい上、ペン先をしっかり地肌につけて描けることから、ぶれずにラインを引くことができます。
そのため、まずはペンシルタイプでアイラインの引き方を練習し、ある程度上達してきたら、自分の好みに合わせて別のタイプに切り替えてみるとよいでしょう。
基本の2色から始める
アイライナーのカラーバリエーションはいろいろありますが、黒髪・黒目の日本人の場合、基本はブラウンとブラックの2種類となります。
ブラウンは黒目より薄いのでナチュラルで穏やかなイメージとなり、逆にブラックは目の輪郭を浮き立たせ、くっきりとした目元を作ることができます。
いずれの場合も、メークから浮いてしまう心配はないので、基本の2色をそろえてシーンに応じて使い分けるとよいでしょう。
イメージで選ぶ
ある程度アイメイクになれてきたら、基本の2色だけでなく、自分がなりたいイメージに合わせてアイライナーのカラーを選んでみるのもおすすめです。
たとえばかわいらしさを演出するピンク系や、女性らしさを引き立てるレッド系、上品でエレガントな印象を与えるパープル系など、使用する色によってさまざまなイメージを演出することができます。