化粧水の付け方
化粧水は肌にとって必要不可欠な水分を補うコスメなので、肌のコンディションやメークの仕上がりなどに大きな影響を及ぼします。
正しくつければ肌の調子もメークのノリも良くなりますが、逆に誤った方法でつけていると肌トラブルが起こったり、メークが崩れたりする原因になってしまうのです。
化粧水はただ肌につければいいだけと思われがちですが、実際には正しい方法と手順を守らないと効果が半減してしまうので、使用方法には十分注意するようにしましょう。
化粧水の正しいつけ方
化粧水は手でつける方法と、コットンを使う方法の2種類あります。
どちらを選ぶかは好みで選んでOKですが、肌にニキビや炎症がある方は、コットンの繊維によってさらにダメージを受けてしまうおそれがあるので、手でケアした方が無難です。
一方、目立った肌トラブルがなく、かつ乾燥が気になる場合はコットンケアがおすすめ。
化粧品によってはおすすめのつけ方が紹介されているものもあるので、もし記載があればその方法に従うのがベストです。
ここでは、ハンドケアとコットンケアの両方のつけ方を順に紹介します。
ハンドケアの場合
○1.化粧水を適量取る
化粧水を手のひらに適量取ります。
使用量は化粧品によって異なるので、パッケージの説明をよく読み、記載されている通りの量を取り出しましょう。
ただ、肌の乾燥が進んでいる場合、成分の浸透率が低下しているため、一度に大量にのせてもなかなか成分をなじませることができません。
そんなときは、一回あたりの使用量を複数回にわけて取り、重ね付けするとよいでしょう。
○2.両手でなじませる
化粧水の浸透率をよくするため、一度手のひらで化粧水をはさみこみ、人肌程度になるまで温めます。
○3.ほお、おでこ、あごにつける
まず両手で顔全体を覆うように、両頬に化粧水をつけます。
無理にこすったりたたき込んだりせず、化粧水をやさしくのせる感覚でじっくり浸透させるのがポイントです。
その後、同じ要領でおでことあごにも化粧水をなじませます。
○4.目元、口元、鼻につける
次に、皮膚の薄い目元や口元に化粧水をつけます。
両頬の時よりもさらにソフトタッチで、じっくり時間をかけてなじませましょう。
鼻は付け根から小鼻の方へと、上→下の順につけていきます。
○5.目の周りとフェイスラインにつける
乾燥しやすい目のまわりとフェイスラインを軽く指の腹で押さえるようにしながら化粧水を浸透させます。
○6.ハンドプレスする
全体に化粧水をなじませたら、両の手のひらで肌全体をやさしく押さえてプレスします。
手で肌を温めると毛穴が開き、成分がスムーズに浸透しやすくなります。
○7.余ったぶんをデコルテに伸ばす
最後に、手に余った化粧水をあごからデコルテにかけて伸ばし、首元のケアも行います。
コットンケアの場合
△1.化粧水をコットンにとる
化粧水をコットンにふくませます。
使用量は商品によりますが、目安としては500円玉大よりやや多めの量をたっぷり使用するのがおすすめです。
△2.頬、おでこ、あごにつける
両頬と額、あごの順に、顔の内側から外側に向かってコットンをすべらせながら化粧水をなじませます。
コットンのサイズは商品によってまちまちですが、繊維の向きは幅の長い方向に向かって流れているので、繊維の流れに沿ってコットンを動かすことが大切です。
△3.目の下と小鼻につける
目の下や小鼻の脇など細かい部分は、コットンをのせるようなイメージでやさしく、ていねいになじませていきます。
特に目の下は乾燥しがちなので、より時間をかけてつけるようにしましょう。
△4.目元、口元につける
デリケートな目元と口元はやさしくパッティングして化粧水をのせていきます。
その後、指先を使って軽くおさえ、水分をしっかり浸透させます。
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