乳液の使い方
乳液は直前に使った化粧水や美容液の浸透をサポートするはたらきをもっています。
そのため、間違った方法で使用すると肌の水分が逃げてしまったり、美容成分がうまく浸透しなかったりすることがあります。
乳液はコツさえつかめば失敗なくぬることができるので、化粧水や美容液の効果をアップするためにも、正しいぬり方をしっかりマスターしておきましょう。
乳液の正しい使い方
乳液は手でつける方法と、コットンでつける方法の2通りあります。
どちらの方法でもかまいませんが、買った乳液におすすめの方法が書いてあれば、なるべく合わせるのがベストです。
手でつける方法
○1.乳液を手にとる
化粧水を使用した後、1~2分ほど経過したら、乳液を手にとります。
使用量はパッケージの記載にしたがいますが、特に指定がない場合は、10円玉大の量でOKです。
手のひらにとったらすぐに肌につけたりしないで、両手ではさむようにして少し温めます。
こうすると肌との温度差がなくなり、乳液がスムーズになじみやすくなります。
○2.ほお、おでこ、あごの順につける
人肌程度に温まった乳液を、両ほおとおでこ、あごの3点にわけてのせます。
その後、指の腹を使って、まずほおの乳液を顔の中心から外側に向かって伸ばしていきます。
次におでこ、あごの順に同じ要領で乳液を広げていきます。
○3.目元、口元にぬる
目元と口元に乳液をぬります。
この2つは皮膚が薄く、乾燥しやすい部分なので、物足りないと思った場合は重ねづけしてもOKです。
○4.鼻にぬる
最後に、鼻筋に乳液を伸ばしたら完了です。
鼻は皮脂の分泌量が多く、テカりやすい部分なので、仕上げの段階でぬるようにしましょう。
コットンでつける方法
○1.乳液をコットンにとる
適量の乳液をコットンにとりますが、やや粘りけのある乳液の場合、しみ込みが悪く、全体に均等になじまないことがあります。
乾いたコットンは思った以上に肌に刺激を与えるので、コットンになじまないタイプの乳液を使うときは、あらかじめ化粧水をコットンにふくませてから使うのがおすすめ。
こうすると乾いた部分が肌に直接ふれず、余計な摩擦を防ぐことができます。
○2.ほお、おでこ、あごにつける
乾燥しやすいほおからスタートし、おでこ、あごの順に乳液をぬっていきます。
基本は顔の中心から外側に向けて肌の上をすべらせるように移動させますが、デリケート肌の方はそれだけでも刺激になることがあるので、その場合はコットンを軽く押し当てるようになじませましょう。
○3.目元、口元につける
目元と口元にはやや多めにぬっていきます。
目元のくぼみや口角をぬるときは、コットンの角を使うと上手にぬれますよ。
○4.鼻にぬる
仕上げに、鼻に乳液を伸ばします。
小鼻も目元や口元と同じく、コットンの角を使ってぬるのがおすすめです。