アイシャドウの塗り方
アイシャドウは複数の色を重ねて使うのが一般的なので、きれいに仕上げるのは難しいと思われがちです。
確かに、アイシャドウはさまざまな色を使ってグラデーションを作らなければならないので、単色を塗るだけのコスメや化粧品に比べると、やや手間がかかります。
ただ、基本的な塗り方をおさえておけば、初めてメークする方や、手先が不器用な方でもきれいにアイシャドウを塗ることができるのです。
これまで何となくアイシャドウを重ねていた方も、一度アイシャドウの基本的な塗り方をおさらいし、理想の目元作りに挑戦してみましょう。
アイシャドウの基本的な塗り方
アイシャドウの塗り方にはさまざまなパターンがありますが、ここではあまり派手すぎず、オフィシャルな場所にも対応できる基本的な塗り方を紹介します。
1.ハイライトカラーをのせる
まずは最も明度の高いハイライトカラーからのせていきます。
大きめのブラシにハイライトカラーをとったら、一度手の甲にのせて量を調整します。
その後、眉尻の下からスタートし、アイホールの外側をなぞるようにまぶたの上部分に広げていきます。
眉頭までたどり着いたら、少しだけブラシを下にずらし、再び眉尻の方に往復させます。
2.ミディアムカラーをのせる
次に、ハイライトカラーよりやや濃いめのミディアムカラーを厚みがなく、平らなブラシにとります。このときも、手の甲で一度なじませると、塗りムラを避けることができます。
ミディアムカラーはアイホールの下部分に入れるため、目の際にブラシをあて、眉頭と眉尻の間を何度か往復します。
このとき、往復するたびにブラシを徐々に上方向に動かしていくのがポイント。
目を開いたとき、少しミディアムカラーが見えるくらいまでを目安として広げていきます。
3.メインカラーをのせる
最後に、ミディアムカラーよりさらに濃い目の、締めのメインカラーをチップの先にとります。
塗り方はミディアムカラーとほぼ同じですが、面積はややせまく、チップの先端で2本分くらいの幅が目安です。
メインカラーは色が濃く、一度失敗すると修正するのが難しいので、慣れない方は一気に塗ろうとせず、少しずつ色を重ねていくとよいでしょう。
4.下まぶたにアイシャドウをのせる
さらに目力を強めたい場合は、下まぶたにもアイシャドウをのせると、目を大きめに見せることができます。
下まぶたにはメインカラーのみを使用し、細めのチップで下まぶたの際にそって入れていきます。
塗る範囲は目尻から、黒目の外側あたりまでが目安。
また、塗るときは目尻側からスタートし、徐々にラインが細くなっていくように調整しましょう。
5.目頭の下にハイライトカラーを入れる
仕上げに、下まぶたの目頭から黒目の中央あたりにかけて、ブラシでハイライトカラーをのせていきます。
明るめのハイライトカラーを入れることで、目の下のクマを解消し、目元を明るめに見せることができます。