パックの使い方
市販のパックはシンプルなものが多いので、初めての方でも使い方に迷うことはほとんどありません。
ただ、ちょっとしたコツをつかめば、さらに美容液の浸透をよくしたり、毛穴の汚れをすっきり落とすことができます。
ここではタイプ別のパックの使い方を紹介します。
タイプ別、パックの使い方
パックの使い方は種類によってさまざまですが、いずれの場合も下準備として、ターバンやピンなどを使って髪が顔にかからないようにまとめておきます。
顔は中央だけでなく、フェイスラインまでしっかり出すようにしましょう。
シートタイプ
○1.先に化粧水を塗る
シートタイプの場合、パックを貼る前に化粧水をなじませておきます。
そうすると角層が柔らかくなり、美容液の浸透率がアップします。
○2.パックを貼る
1回分のシートを取り出し、両端を持って顔にぴったり合うように貼り付けます。
このとき、パックの方向を間違えないよう注意。一度貼り付けると、あとから位置を調整するのは大変なので、慎重に作業します。
○3.規定時間だけ放置する
パッケージや取扱説明書などに記載されている通りの時間だけ放置します。
放置時間は商品によってまちまちですが、だいたい10分くらいが目安です。
放置し終えたらパックをはがして終了。シートタイプは使い捨てなので、再利用したりせず、そのままごみ箱にポイしましょう。
塗るタイプ
○1.先に化粧水を塗る
シートタイプと同じく、こちらも先に化粧水を塗って角質層を柔らかくほぐしておきます。
○2.パック剤をのせる
パック剤を適量手に取り、ほお、おでこ、あご、鼻の順にパック剤をのせていきます。
パックの効果は時間によって差が出るので、乾燥しやすい部分から先に塗っていくのがポイントです。
また、1回あたりに手に取る量は、指先に乗るくらいが目安。
一度に大量につけるのではなく、小刻みに指を動かしながら、少量ずつ伸ばしていくとムラなく塗ることができます。
○3.規定時間だけ放置する
ひととおり塗り終わったら、最後に全体をならし、規定時間だけ放置します。
○4.パック剤を取りのぞく
放置し終わったら、パック剤をティッシュで拭き取るか、または水などできれいに洗い流します。
取りのぞく方法は商品によって異なるので、説明書をよくチェックしましょう。
クレイパック
○1.クレイをペースト状にする
粉末のクレイに精製水を加え、よく混ぜてペースト状にします。
クレイと精製水の割合は2:1がベスト。たとえばクレイ大さじ2杯なら、精製水は大さじ1杯分だけ加えます。
○2.クレイを肌にぬる
クレイを顔全体にまんべんなく塗っていきます。
使用量は顔がしっかり隠れる程度、1mmくらいの厚さになるのが理想です。
あまり薄すぎるとすぐに乾燥してしまうので注意しましょう。
また、目元にも使えますが、目の中に入ってしまうと眼球を傷つけるおそれがあるので、慣れない方は目元は避けて塗った方が安心です。
○3.規定時間だけ放置する
そのままの状態でしばらく放置します。
だいたい5~10分ほどが目安ですが、途中でクレイが乾いてきてしまった場合は少しだけ水分を補給するようにしましょう。
クレイは乾燥すると皮膚の水分を吸収してしまうので、パック中は乾燥させないことが大切です。
○4.クレイを洗い流す
ヘラでざっとクレイを取りのぞいてから、ぬるま湯できれいに洗い流します。
ピールオフタイプ
○1.汚れ防止の準備
ピールオフタイプのパック剤はたれやすいので、つけている最中に服や家具を汚す可能性があります。
特に服につくと落としにくいので、あらかじめひざにタオルをかけておいたり、落ちた時にさっと拭けるよう手元にティッシュを置いておきましょう。
○2.パック剤をのせる
乾燥しやすいほおからスタートし、おでこ、あご、鼻の順にパック剤をのせていきます。
目元にもつけられますが、くれぐれも目の中にパック剤が入らないよう注意しましょう。
○3.規定時間放置する
パッケージの記載通りに、しばらく放置します。
するとパック剤が徐々に乾いて固まってきます。
○4.パック剤をはがす
放置が終わり、手でふれてもベタつきがなくなったら、生え際からパック剤をゆっくりはがしていきます。
このとき、上から下に向かって一気にはがすのがポイント。
しっかり乾いていれば1枚のシートのようにつながってきれいにはがれる仕組みになっていますが、パック剤が残っていないかどうか、鏡でよくチェックします。
もしはがし残しがあったら、化粧水をふくませたコットンでていねいにふきとります。
パックの使い方 関連ページ
- パックの使い方(※ご覧のページ)
- 手作りパックの作り方